2011/07/06

本のご紹介:『若年性パーキンソン病を生きる ~ふるえても、すくんでも、それでも前へ!』

 思い返せば、秋山先生からこの本の計画を教えて頂いたのは、まだ寒くコートが必要な頃(確認すると2月の中旬)でした。

それから4ヶ月後、パーキンソン病友の会若年部会が東京都江戸川区船堀で開催されました。この時、秋山先生とお会いし、この本の出版が6月20日と知りました。週末、たまたま思い出し予約せずに池袋東武百貨店の書店で購入することができました。

早速、電車の中で読み始めました。
以下は目次からの抜粋です。

 序章 若年性パーキンソン病を持つ人々の世界
  第1章 病と共に生きる
  第2章 患者をつなぐ輪(若年性パーキンソン病患者の患者組織Apple HOPE ほか)
  第3章 若年性パーキンソン病の基礎知識

  終章 若年性パーキンソン病患者の生活の現状と諸問題

まず四百ページに近いのに、持ち歩きやすいサイズ。もちろん外見だけではありません。若年性パーキンソン病の患者さんの手記が自分の不安と重なったり、また希望にもつながります。通常パーキンソン病は高齢者の方に起こる病気です。しかし若年性となると高齢で発症されたときに加えて、様々な問題が生じます。働き盛りでの年齢で発病された方や、二十歳前に発病された方、子育ての最中発病された方など、当事者にしか分かり得ないことが沢山あると思います。

車中、思わず涙があふれ出てしまいました。メガネもなく涙目では活字が追い切れず、やむを得ず鞄にしまい自宅に戻ったのです。就寝まえに寝転びながら読むことが多いのですが、やはり泣きながら、考えながら、時に笑いながら読み進めています。患者本人にも、また自分の病気を家族や周囲の人々に理解してもらうためにも良い手助けになる本だと思います。

この様な形で、書籍としてまとまったものを企画、出版頂いた秋山先生をはじめとする関係者の皆様のご尽力に感謝いたします。

注)私の性格上、これで完成となる前にblog公開してしまった為、多少修正等が入っています。大意に変更はありませんのでご了承下さい。(7/7)

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